「うわっ。どうした、好喜?」

私は寝ぼけながらたずねてみる

「どうした?じゃねーよ。今何時だ?」

多分、さっきの歴史の授業から、5分ぐらいしかたってないはず……

私は携帯を取り出して時計を見る

「…え?」

よく時計を見てみると、4時半を差している

ちょっと待って!?

「部活、始まってる!?」

「そうだよ!だから、俺が起こしに来たんだよ。」

好喜は冷静に答える

でも、私は冷静になんかなれない

「ヤバいっ。部活に行かなきゃ!」

周りに散らかっている教科書やノートを片付け始める