「あ~。ねみぃ~。」

田中 楓音。高2。

ちょうど今、一番苦手な歴史の授業の途中

川野先生が織田信長がどうだ、とか言っている

でも、今はそれどころじゃない

なぜかって?

とんでもない睡魔が私を襲っているから

私の席は一番後ろの窓側。

日が当たってポカポカしてるため、かなり眠い。

助けて~。本当に寝てしま___



「起きろっ!」

第一声は、猫田 好喜の声だった