純白のゆり





「もしもし…」


「ゆり…やっと出てくれた。
ずっと心配してた。
ほんとによかった。」


「ごめんなさい、妃亮さん。
私…」


「全部、里来から聞いた。
あいつらが言ってたことは…」


「わかってる。
全部嘘だったんでしょ。
里来が私に近づいて来たのも
妃亮の指示に従っただけ。
妃亮さん、なんで私なの?
なんの目的なの?」


「そんなんぢゃないんだ!
話を聞いてくれ。」


「もういいよ。
もう無理だよ…」


私は泣いていた。



「今どこにいるんだ。」


「○△公園…」


「今から行くから
待ってろ。」



そう言って妃亮さんは
電話を切った。