純白のゆり






朝起きて妃亮さんと
話していた。


「ねぇ妃亮さん?」

「なんだ?」

「妃亮さんの仕事って
 ヤクザだけなの?」

「あぁ、そうだけど?」

「そんなにえらい方なの?」

「ここら辺仕切ってるチームの
 2代目だからな」

「ここら辺ってどこら辺?」

「うーん。関東にあるチームは
 ほとんどうちの組の下についてる
 やつらだな」

ふーん。
関東かー。
関東…

関東!!??


「かっ関東ってこの?」

「それ以外に何があるんだよw」

「すごいんだね」

「でもまだトップじゃねーから。」

「そうなの?」

「俺の親父」

「そうなんだ」


私は全然妃亮さんのことを
知らないんだなと思う。


でも、だからいっぱい知ることが
できる。




「ゆり?」

「ん?」

「お前は俺の女だ。
 だから危険がいっぱいある」

「えつ?そうなの?」

「チームをたくさんもっている分
 敵も多い。
 そいつらがお前を狙ってる
 かもしれない」

「私殺されるの?」

「大丈夫だ。俺がそばにいる。
 もし俺がいなくてもチームの
 やつらに守らせる。全力で」

「…ありがと」



このとき私は思った。



本当に妃亮さんの彼女として
やっていけるのか。



かえって妃亮さんの負担には
ならないか。





でもそんなことを考えていては
ダメだ。


私が強くならなきゃ。





強くならなきゃ。