純白のゆり






「おー見ない顔だね!
 新人さんかい?」

そこに座っていたお客さんに
言われた。


「はい。さくらです!
 よろしくお願いします」

そう言ってさっき愛華ママから
渡された名刺を渡した。



キャバクラとは私が思っていた
店と違ってすごくいいところだ。

いろんな人がいろんな悩みを抱えて
癒やしを求めに来てる。

それを手助けするのが私たちの
仕事だ。

でもその人たちも自分の悩みを
相談するだけではなく
私の悩みまで相談に乗ってくれる。

お金を払っているのに
気を使ってくれている。

おかげで初日から
楽しく過ごせた。



「さくら!!」

「はい!」


愛華ママが話しかけに来た。

「もうあがりなさい。」

「あっはい!分かりました。」



「今日はありがとうございました。
 失礼します。」

お客さんにそれだけ言って
私はロッカールームに戻った。