「ちょっと奥の部屋へ行きましょ」
「あっはい」
私は愛華さんに着いていった。
「そこ座って」
「はい」
「ここがどんなお店かは
わかってるわよね?」
「わかってます。」
「どうしてここで働こうと思ったの?」
「私父がいないんです。父が誰かも
わからないんです。母が遊んでて
できた子だから。小さい頃から
母はいろんな男を家に連れ込んで
私に暴力をするようになってきた
んです。最終的には家を出ろと
言われて。
今私は高校生に行ってます。
だから普通のバイトぢゃお金が
足りないんです。」
「そんな事情があったのね。
いいわ。あなたを採用します!」
「本当ですか!?
ありがとうございます。」
「最後に一つ聞いていい?」
「はい」
「あなたにとって一番大切な物は
なにかしら?」
「"ゆり"という名前とこの刺青です。
愛情さえくれなかった母が
私にくれたものです。」
私はそう言いながら服をめくり上げ
腰に咲いているゆりの花を見せた。
「そう。すてきな花ね」
愛華さんは指で花をなぞった。
「はい」
