生ぬるい風が吹いている。

4月6日、私は いつも通り 学校の準備をする。
何も入らない朝のお腹に食パンを詰め込んで「いつも通り」投稿する。
私は「いつも通り」電車に乗り、「いつも通り」勉強をする。
毎日が「いつも通り」で正直つまらない。
でも平凡な私はこうするしかないのだ。

「絵とか歌の才能があればなぁ...」
そんなこと思っても 絵は描けるようにはならないし、歌が上手になるわけでもない。
私が平凡?そんなこと分かってる。
分かってて、信じきっているんだけれど。

私が通っている、この友達も彼氏もいない普通科高校で
何かが変わることを信じている私がいる。

何も変わらないはずなのに
人間はどうしてこんなにも期待してしまうのだろうか。