「は?ムリだろ。真美、その日は男バスの手伝いだろ?」
そうです……。忘れてました、、、
そういえば、そんな約束を…
「いいんじゃない?真美は、“応援してくれる”んだから。」
怖くて、涼介の方が見れない。
今の涼介は、あたしの知らない涼介だ。
だからって、恭也の方も見れない。あたしの手を握る手には明らかにさっきより力がこもってて。
ただ、痛いほど握らないでいてくれるから、
きっとあたしの手を握ってることで冷静さを保ってる節もあるんだろうと思って
特には反応しないでいた。
ただ、二人が張り合うのはよくあるから
呆れた表情を一毅に向けた。
「まぁ、どっちでもいいわ。ゲームに勝ったほうが勝ちでいいか?」
「プラス、どっちが多くシュートできるか、でどう?」
その申し出に恭也は、訝しがりながらも承諾してしまった。
でも、チームがが勝つだけでなく自分もシュートしなくてはいけないとなると、ルール的には過酷だと思う。

