不敵な笑顔で涼介のテーブルに向かってく。
その後ろから一毅たちがついてくる。
宣戦布告って何の?
てか、ケータイ返して…
「よう、恭也。どーした?」
そういった涼介の笑顔は、すごく強気で、まるで全てわかっているかのような顔だった。
「宣戦布告に来た。いろんな意味で、な。」
それでも強気な表情を涼介は崩さない。
「土曜の試合で決めようか。」
涼介の言ってる意味がわからない。
“宣戦布告”って、何について?
土曜の試合はきっとバスケ。
二中とうちの学校なはずだから。
でも…決めるって何を?
「その日なら真美も応援に来てくれるしね。」
そうだ、さっき約束した…

