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「あれさぁ、さっきの…えー、真美ちゃんじゃね?」
尚輝が指さす方を見ると、確かにテーブルに真美が座ってて。
ただ、そのテーブルには真美が飲んでるであろうミルクティー以外に、アイスコーヒーらしきものが乗っていて。
椅子にも、見覚えのあるカバンが置いてあった。
「恭也、声かけないなら行こ。」
そう急かしてきた一毅も多分気づいてる。
「恭也、眉間にシワ寄せすぎだぞっ…」
怯えたように言うから一瞬尚輝に視線をやると、明らかに顔がひきつっている。
――そんな酷い顔してんのか。
眉間を中指でこすった。
「恭也、」
一毅が探るように呼んだ。
けど、そのタイミングで現れたのは。
「あーぁ…やっぱね。」
やっぱり涼介だった。
ただ、問題はそこじゃない。
“二人でいること”だ。

