「うちらは、」
『勝つ!』
「絶対?」
『勝つ!』
「それじゃ、」
『頑張って行きまっ、しょいっ!』
コールをして士気が高まったところで。
「ジャンプボール、出て!」
先生に言われてあたしが出る。
投げられたボールを、後ろにいる優の方に叩いた。
「ナイス、真美!」
今度はそう言ってくれた南美の方にボール。
一気にシュートの体制。
と見せかけたフェイント。
ジャンプしながらパスされたボールは、あたしの所へ帰ってきた。
スリーポイントラインとセンターサークルの間で待機していたあたしは、それをスリーポイントライン側に走りながらキャッチ。
スリーポイントラインに立つと、シュートを邪魔しに来たコがいたから、後ろに跳ね退きながらシュート。
「ナイス真美!」
もぅ一度言ってきた南美と今度はハイタッチ。

