「何?」 「また来ていい?」 「勿論。」 やったあ! 「ありがとう★」 にっこり笑ってから、踵をかえしつつ飛び降りて。 そして音楽室へ戻った。 じゃあ今日ラストの授業、頑張りますかっ。 :: 「別に、女子と目があったからって照れてる訳じゃねぇよ…」 一人屋上に残されたアキは呟いた。 「なんでわかんねぇかなぁ。」 腕で目を覆うと、 そっと規則的な呼吸を奏で始めた。