「なんだよ、折角上手いなと思って聴いてたのに。やめんなよーw」
「ありがと。でもびっくりしたんだもん。」
素直に嬉しかった。
ちょっぴり恥ずかしいし照れたけど。
でも、
「なんで、、?」
なんで此処に?
「俺さ、屋上でサボるの夢だったんだよね♪」
「……、は?」
意味わかんない。
理由になってないじゃん。
って思ってたら顔にでてたみたい。
「そんな顔すんなよ、秘密スポットだけどw
しょうがないなー。」
ぴょこんと扉の外に出たアキ。
「ついてこいよ!」
楽しそうに言われて、不思議と自然に足がそっちを向いていた。
ギターを置き、アキが伸ばしてくれた手をとり、引き上げてもらった。

