「お待たせしました!熱いので気をつけてください。」
「あー、ありがとう。…これ、エスプレッソだよね。アメリカンの甘いのがすきなんだよなー。」
「おい、宮田!コーヒーくらい自分で買ってこいよ!」
宮田がリクエストしたらしく、真美が買ってきたコーヒーに文句をつけてる。
普段は見にも来ないくせに、こんなときばかり…本気でむかつく。
「すいません!覚えておきます。お砂糖なら沢山あるので使ってください。」
なんで大人しく言うこときいてんだよ…
「真美、恭也にもなんかあげてよ。なんかピリピリしてて怖いんだけど(笑)」
一毅が余計なコトを言うから睨んでやった。
「買いにいくの面倒だから、あたしのミルクティーでもいい?」
は?
嬉しいけど、何言ってるかわかってんの?
「ちょっとは残しといてね、あたしも飲みたいもん。」
あ、今日の試合、勝てるわ。
「どうせ間接キスすんなら、今口移ししてやろっか?(笑)」
調子に乗って俺が半分冗談で言うと、
顔を真っ赤にして「ばかっ」って言って 一年生の方に行ってしまった。

