:: ふいに肩にあたった感触。 ふと目を向けると、気持ちよさそうにすやすやと寝てる真美。 とくん...と自分の心臓が脈打つのを感じる。 鎖骨の辺りが、軋んでるようなあの錯覚。 愛しい。もう、どうしようもないほどに。 無垢な顔して規則的にたてる寝息を聞いていると、壊したくなってくる。 真美が好きなのは、涼介。 涼介も真美のことが…… 入り交じる思考と感情をコントロールするために深呼吸した。