「負けたら女バス??」
あたしがどれだけバスケが好きかしってる愛がそう聞くのは、凄く自然なことに思える。
でも。
「ううん。たぶんもうやらないよ。」
さらりと言うと、三人とも本気で驚いてた。
でも、あんな実力の差を見せられてしまったら
もう あたしは向かっていけない。
手の届きそうな差なら
あたしは迷わず手をのばす。
でも 見失ってしまったら
手を伸ばすことなんてできない。
だからこそ、土曜日は勝ってほしい。
これからは、マネジャーとしてバスケに関わっていきたい。
だから、絶対負けないでほしい。
絶対、勝ってほしい。
でも、そう思ってしまうとみぞおちの辺りが重くなる。
涼介との約束。
“勝ったら、電話していい?”
その問いかけに あたしは、
“待ってる!”
そう、即答したんだ。
“友情”と“バスケ”をとるか
自分の“恋”か。
究極の選択。

