戻るとちょうどボックス練習が終わるところで、みんなにドリンクを配った。
“冷てぇっ!”とか、“うめぇ!”って言ってる姿を見てると嬉しくて、
マネージャーもいいな、って思った。
「やっぱりマネージャーいると違うよね!」
そう言いながら肩を組んでくる尚輝先輩。
「稗田、それセクハラだろ。」
さっき“こーじ”と呼ばれた先輩が言うと、
「えー、肩組むだけでセクハラすかぁ?」
って 言いつつ、渋々離してくれて。
「おい、真美。」
そんなとき、あたしを呼んだ声。
そこに含まれた響きは
どうしようもなく不機嫌で。
恭也が不機嫌なのは、きっと。
「なーに?」
きっとあたしのせい。

