恋愛日記



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「次、その場でステップからの50Mダッシュ。
そうだな、5本にしとくか。」


ここからはデジタルタイマーを使ってトレーニングするため、あたしは部長さんにドリンクの場所を聞いて、作りに行った。




「失礼します。」

体育科に水をもらいに行くと、既に二人先生がいた。


「おはよぅございます。ドリンクを作りたいので、お水と氷いただけますか?」


「ん?キミ、何部のマネージャー?」


眠そうな顔で聞いてくる。


「男バスです。まだ仮入部ですけど…」


そうすると先生は嬉しそうに笑って、


「そうか。ならぜひ入ってくれよ。
僕は、一応男バスの顧問の宮田です。」


名乗ってくれたので、

「自己紹介遅くなってすみません、立花 真美です。」

とあたしも伝えた。


この先生、やる気なさそうだけど、いい先生だと思う。

少なくとも、そう見える。


恭也の言ってた“弱み”って、
何だろう?

すごく気になった。


「立花ね。まあ、男バスは見ての通り今、マネージャーいないんだ。
合宿も不便だし、入ってくれるとすごく助かるんだ。
無理にとは言わないけど、いい方向で考えてほしい。」


「わかりました。」


「氷は製氷機のを使っていいし、水はそこの水道を使って。一応浄水器ついてるから。
朝礼会議行ってくるけど、あと頼んでいいかな?」

部活に顔を出す気がないようなので了解の意を告げ、ドリンクをボトルに作ると鍵を閉め体育館に戻った。