…まあ、確かにそうなんたけど。
なんだかうしろめたい気がした。

「ま、まずはコクることからだけどな♪」

ご、ごもっともです…

「なんかあったら相談に乗るよ。なんでも話せよ。
男のことは、男に聞くのが一番だからな!」

そう言ってもらえて嬉しかった。

「さんきゅです★」

そう言うとアキは、
照れたように笑い「おう!」とだけ言うと男子の友達の方に行った。


でも、すぐにはコクりたくないんだよな。

ふとそんなことを思った。

もしフラれて喋れなくなっちゃったり、お互いにぎこちなくなっちゃったりしたら…
そう考えると、正直怖かった。