恋愛日記

「あ!“DISCORDyour voices mix”だ!」

それは、あたしの好きなアーティストの曲で。


あたしが言うと、「聴く?」と渡してくれるから、

「ありがと、」と受け取って、首にかけた。

「つけりゃいいじゃん。」
って 言われるけど、


「恭也の声、聞こえなくなっちゃうじゃん。」

「バカじゃねーの?」

そんなこと言ってるけど、そこに悪意や嫌悪がないのは知ってるから。


「バカって言うほうがバカなんだ。」

「小学生かよ。」

そう言って恭也が笑った。


恭也の笑う顔は、涼介と違って妙に男の子っぽくて
よくわからない感覚になる。


涼介は月みたいに温かいけど、
恭也はどっちかといえば、太陽みたい。

そんなにえげつなく熱くはないけど。