恋愛日記

「恭也との勝負、勝ったら電話していい?」


「待ってる!」

考えるまでもなく、気づいた時には既に答えていた。

「連絡…待ってる、ね」

即答してしまったのが妙に気恥ずかしくて言い直したのに、
強調したみたいになってしまって、思わずうつむいた。



「……うん。」

それなのに嬉しそうに答えてくれた涼介に、驚いたのと嬉しかったのでチラリと見ると


あたしの大好きな、あの笑顔の涼介がいた。




その表情にまたドキドキしてしまって、








またあたしは涼介に恋した。