「おじゃましまーす。」 結局往復40分の道のりを歩き切った私たち。 「どうぞ。」 鍵を開けて中へ入った。 いつもの私の家のにおいがする。 「私の部屋、2階だから。」 2階へと上がっていった。 そして、いつもの見慣れた光景。 見慣れた部屋。 慣れた匂い。 全部がいつもと一緒のはずなのに。