そして、空の膝の上で手を握ってくる。 「本当、手小さいな。」 「うるさいよっ。じゃあ、もう繋がないで。」 ふいっとそっぽを向く。 しょうがないじゃん、体が小さいんだもん。 「へえー。繋がなくてもいいんだ。じゃあ、もう繋がないから。」 「えっ・・・」 そして大きな温もりが離れていく。 「ダメ・・・繋いで。」 「はいはい、ツンデレか。お前は。」 ポンポンと私の頭を撫でてまた繋がれた手。 優しい温もりが流れてくる。