そして、だいたい乗り換えの階段の真ん前に止まる席くらいに座ることに決める。 「ここにしよ。」 「・・・ああ。」 二つの席の窓側に腰かけた。 隣に空が座る。 ・・・あのっ! 「意外と近いんですね・・・。」 「でも、お前が小さいからちょうどいいだろ。」 「あっ、ひどい!最低ー!」 バシッと空の膝を叩いた。 「うわっ、暴力反ー対!」 いいのっ、コンプレックスなんだもん!