俺は、遠藤春。

さっき告白したばっかの中学1年生だ。



「はぁー……惚れさせるとか…まじでレベたけぇよ…」

俺は、後悔していた…

先輩は、すっげぇモテるし、頭もいい、スポーツ万能の完璧な人だ。

なんてウジウジグダグダ考えていると…

「どーだった?恋する少年!」

「おいおい、恋する少年とか…」

「だって本当のことだよ?」

「あー!!はいはい!そうですね!」

クスっとそいつは、笑った。


そいつとは、さっき茶化してきた男…

ドSで有名な多部瀬津(たべせつ)だ。

瀬津とはいつもつるんでる。

理由は、特にない。

瀬津は、いい奴だって思うことがある。

前から根は優しいから、絡みやすい。


「それにしても、恋する少年はレベルの高いお方に告ったねぇ…」

「うっせ。」

「…元カノのこと言うn…!?」

俺は、瀬津のみぞおちに一発蹴りを入れた。

「その話は…やめろ………」

「…うん…………」

元カノなんていねぇよ…あんなクソ女なんて……

俺は、元カノのこと…まだ好きでいたことに気づかない…