大好きなんです。





そう言ってバスケを始めた知樹先輩





その間ずっと知樹先輩を見ていた







なんで一緒に帰ろなんて言ってくれるんだろ……






あたしは凄い嬉しいけど……






知樹先輩はどういう気持ちなんだろ……











…ツンツン……





「おい、莉乃。」





「…ひゃ、はっはい!」






「ほーう、相変わらずの驚きようだな。




おい、あれだ……」





ん?何だろう、風汰先輩が……






「さっきはお前にしてはよくやった。




感謝してる。」





もしかして、知佳との事!?





それに風汰先輩からちゃんとしたお礼なんて!!





「おい、聞いてるのか?」







「はーい、どうだったんですか?」






風汰先輩は頬を赤く染めながら言った






「…あいつと……




知佳と付き合う事になった」





良かった!!





「おめでとうございます!」






「ふん、まぁな……



そう言うお前はどうなんだ?」






ゔっ、そこ聞くー??






「おい、これやる。



今日の礼だ、感謝しろ。」