「えっ……」
今……知樹先輩可愛いって…??
可愛いって言ってもらいたかったけど、こんな早くに!?
「いちゃこらするなら外でやれ、ったく……」
わっ、遥斗!?聞かれてた…?
「はいはい、じゃあ莉乃を借りてくよ。」
と知樹先輩があたしの腕を掴み家を出た。
それから駅に向かい、公園に向かった。
その間知樹先輩はずっと手を繋いでくれて。
「やっぱり混んでるねー。」
「そうですね……」
「時間ないし、これ乗るけどいい?」
知樹先輩が指を指したのは人が沢山乗って満員に近い電車。
「だ、大丈夫です。」
あたしたちは早速乗りドアに近い入口にいる。
電車が走り出す、人が多いせいかうまくバランスを取れない。
「……あっ!」
あたしがバランスを崩して知樹先輩に抱きつく形になった。
「莉乃、そのままでいて?その方が…いい……」
「は、はい……」
あたしもこのままがいいなんて言えない…。
けれど、あたしの顔が赤くなっていることは、わかる…。
知樹先輩にも見えてないよね…?
いくつかの駅が過ぎ降りる駅に近づく。
「莉乃、行くよ?」
知樹先輩は手を繋いで歩いてくれる。
「また抱きしめていい?」
