大好きなんです。



あたし、絶対期待を裏切らる…。



だからあんまり期待して欲しくないな……



だけど、ちょっと嬉しい気持ちもある。






「りーのちゃん、着きましたよ?」



停車のアナウンスが流れている。



あっ、もう着いたんだ。




最近知樹先輩といると凄い時間が短く感じる。



知佳はそれだけ充実してるってことだよ!と言うから……



まぁ、その通りでもあるな!




「莉乃、具合悪い?いつもと違う……」



「えっ、大丈夫です!」



「そう、じゃあまた明日!」



手を振ってくれる知樹先輩。



知樹先輩が見えなくなってから家に入る。




お風呂を上がって部屋に戻ると知佳からメールが一通。



浴衣……


明日の放課後かぁ……。



布団でゴロゴロしていると、だんだんと眠気が襲ってきた。






「りーのー!これは!!」




知樹先輩に用事があると言って知佳と浴衣を買いに来た。


お店に入るたび知佳が騒ぐ。



どうやら知佳はもう決めたみたいで…。



「どうかなっ?風汰が可愛いって言うかなー?」



「知佳は美人だし、風汰先輩だって可愛いって言うよ!」



「莉乃ちゃん、何にもならないよ?」



莉乃は決まった?と知佳が笑う。




実際、まだ決まってない…。



沢山の柄があってどれも可愛くて迷っちゃうよ……




「ねぇ莉乃!色違いなんてどうかな?」



知佳が浴衣を二つ持って言う。



自分の白地に水色系の花柄が入っている浴衣とあたしにとピンク系の花柄が入っている浴衣。



ピンクのほう、ちょっと気になってたし…。



「いいよ!!」



「じゃあこれにしよ!あ、あと髪飾りも!!」




髪飾りと浴衣を買って家路に着く。



髪飾りも色違いで浴衣と同じ柄。





知樹先輩、可愛いっていってくれるかな…?




「じゃあね莉乃!花火大会待ち遠しいね!」



とうとう明後日に迫った花火大会……



それに、あたしの告白する日。




知佳に怜くん、遥斗、奏先輩、風汰先輩……



頑張って伝えるから届いて欲しいな、知樹先輩に…。