とりあえず、バスケ部の一斉送信であろうメールを見る。
内容は赤松先生と同じようなものだった。
それから知樹先輩からのもう一件のメールを見る。
『試合前にも、っていうか今莉乃に会いたくなったから今から莉乃の家行くね♪』
えっ、いきなり…?
出掛ける支度はしてあるけれど、部活用のジャージ姿のあたし。
知樹先輩の家からあたしの家まで電車も使って20分から30分。
急いで着替えなくちゃ!!
急いだかいもかって知樹先輩が来る前になんとか支度が終わった。
知樹先輩とほぼ一日一緒ということもあって、いつもはストレートの髪を内巻きにワンカールした。
「おい、莉乃。お前その格好で行くのか?」
遥斗があたしをじっと見つめて言う。
「うん、そのつもりだよ?」
「……露出多くないか?」
「ふ、普通だと思うよ!」
そうかな…?あたしはいたって普通だと思うけど…。
部屋に戻り全身鏡で自分の服装を見る。
ふんわりとした短い袖のブラウスにお気に入りのキュロット。
やっぱりいたって普通だ。
遥斗は何を言いたかったんだろ…?
そんなことを考えていると玄関のベルが鳴った。
