知樹先輩があたしにぞっこん!?
ないない、絶対ない!あの知樹先輩だよ?
「そんなことないよ、知樹先輩……」
あれ、何を言おうとしたんだっけ?
「あー、分かった!知樹さんがぞっこんじゃなくて莉乃がぞっこんなのね!」
…えっ!?
顔が赤くなっていくのが分かる。
知佳、いきなり何言い出したと思ったら…。
その日はまともに知樹先輩のことを見れなくて、なぜか分からないけどいつも以上に風汰先輩にからかわれた。
多分知佳経由で…。
その度知樹先輩が助けてくれるけれど…。
もー、知佳が変なこと言うからだ!!
変なことを思っているうちに部活が終わりいつもと同じように知樹先輩と帰宅。
「試合の終わったあとの莉乃の時間、俺にちょーだい?」
試合のあとならなにもないからいいんだけど…。なにかな…?
「分かりました。どこか行くんですか?」
「それはないしょ!」
