「なんでもいいじゃん。あんたには関係無いでしょ?」

と冷たく答えた。

「確かに俺とお前は他人だ。でも俺だって目の前で死のうとしてる人を助けないほど、心は冷たく無いからな。」

正直、面倒くさかった。

なにも知らないくせに。

知ったふりしないでよ。

「私なら助けないけど。」

冷たく言い放った。

「それはお前がそういう場面に出くわしたことがないだけ。ほんとに出くわしたら助けるって。」

彼はそう答えた。