部屋の全ての荷物の最後に一冊のアルバムをいれようとした。

このアルバムは、母親が唯一私に残したものだ。

小さかった頃の写真から、私が勝手にいれた、最近の写真まで、全てが詰まったアルバムだ。

いれようと床からあげたら…

パサッ

「ん?」

そこから一つの封筒が出てきた。

そこには、私の幼馴染、新庄空からの手紙が入っていた。

ゆっくりと開ける。