結局私が救急車を呼び、空は病院に運ばれた。

「あなたが救急車を呼んでくれた子?」

「っはい…あの…空は?」

「っ…ダメだった。」

「っ!」

「あなたのせいじゃないのよ。あの子が素直に救急車を呼べば良かった話なのに。」

「でも…」

「もう!引きずらないの!あなたはあなたの人生を歩くの。いつまでも空のこときにしてたらなにも出来ないわよ?あなたは前を向きなさい。」

「はいっ!」

空のママが言ってくれた言葉は暖かかった。