それに、ほら。 こうして目を閉じれば、今にもあなたと一緒に過ごしたあの季節に帰れそう。 爛漫の桜の木の下で出会い過去を話した、あの春の日に。 二人で花火を見上げたあの夏の日に。 体育館裏で綺麗な星空を見ながらキスをしたあの秋の日に。 俺の記憶が戻った日。そして、俺と愛菜が別れたあの冬の日に。 ....そう、お前と二人で、共に笑、共に泣き、喜怒哀楽した。 俺たちがいた。 あの....喜怒哀楽した恋の季節へとー