「朝山さんのことが好きです。こんな俺だけど、付き合ってくれませんか?」


マジですか…




休み時間、屋上に呼び出された。


「え、えっと…ごめんなさい。西山君のことは、あたしも好きだよ。でもそれは、友達としてで、そういう恋愛感情とかじゃないんだ…。
 できれば、これからも今まで通りの関係でいてくれるといいな…。」


やっぱり告白されるのはちょっと苦手。



「そっか……。

でも、なんか俺、断られるのわかってた気がする。想いを伝えられただけでもスッキリしたよ。
 ありがとう…。」



そう言うと、西山君は屋上を降りていった。