なんだか胸騒ぎがして、俺は走って会場に戻る。



「あ、ちょっと颯馬先輩ー!?美沙もうすぐ来ると思いますよー!?」



後ろで堀内が叫んでるが、そのまま全速力で走った。




会場のいろいろな所を探したが、美沙の姿は見えない。



「くそっ……どこだ!!」



そのとき



「ねえちょっとくらいいいだろ~?」



「やめてっ…さわらないで!!」



美沙と、知らないヤツの声がした。