「シリルっ!起きて、名前決まったよ!!」 「痛い痛い!起きてるって!」 クロエに勢いよく体をゆすられたシリルは、しかめっ面を浮かべると、あぐらをかいて座り直した。 その向かい側に座っている私とクロエ。 「ではーっ名前を発表しまーす!!」 クロエが声を張り上げて身を乗り出し、バンッと畳を叩いた。