「うっひゃあぁっっ!?」

変な奇声をあげて飛び起きるクロエ。

そして私と同じように、後頭部が柱にクリーンヒット。


私とシリルが同時に吹き出した。



「いったぁい!!笑うな二人共!!」

「だ、だって・・・っあはははははっっっ!!」

「うるさーいっ!!」

「痛い痛いやめてクロエ!」



顔を真っ赤にさせたクロエが私に飛びついてきて、私は畳の上に押し倒された。

掴みかかってくるクロエに、私は笑いながらやり返す。



「落ち着いて二人共・・・っくふふっ!」

「うるさいシリルっ!!」


そういうなり、クロエはシリルに飛びついて押し倒す。

次の餌食はシリルのようだ。


「うわー!暴力反対っ!!ドンタッチミー!!」

「うるさぁい!!」



バタバタバタバタ転げまわる二人。


ついには二人共力尽きた。