「・・・大丈夫?」


「うん、まだ痛いけど大丈夫。
 ・・・なぜ正座?」


「ああ、僕けっこう正座好きなんだ」



綺麗に正座をしているシリルにそう突っ込むと、シリルは薄く笑ってみせた。



私は改めて部屋を見回してみた。