ターゲットRockOn!!


・・・うん、似合わないかも。

なれない髪色に不自然さを感じて、私はくるくると指先に毛先を巻きつけた。



「では、決まりを確認します」


先生が厳しい声で言った。

空気が張り詰める。

 
「人間界では、ターゲットの紙を持ち歩くこと。

 死亡時刻は絶対厳守。

 ターゲットに死神だと知られ無いように。


 ・・・知られても死ぬので別にいいのですが、困るのは自分です。

 
 そして・・・」


先生の目が怪しく光る。