こちらも東洋人みたいだ。
でも、西洋人の血も入っているのかと思うくらい、可愛らしい少女だった。
栗色の髪は、ゆるくウェーブを描いていて、
微笑んでいる顔は、まさに可憐としか言い様がなかった。
下の情報には、
歳はさっきのターゲット同じの中2の13歳。
身長152の体重40。
家族は・・・・いない?
色々複雑な子だな~と思った。
「3人は、このターゲットのいる中学校に入学してもらいます。
ちなみに、3人とも同じ中学校です」
「・・・あの、先生、あたし、なんで中1なんですか?」
珍しく黙っていたクロエが、ちょっと引きつった顔で先生に言った。
中1?
一応、クロエは私たちと同い年なんだけど・・・。
「ああ、同じ学年で、3人も死んでしまうとおかしいと思われるので、
クロエは一つ下の学年にしました」
「え!?なんであたし!?」
「外見的に、大丈夫かと・・・・」
「えぇ・・・」
なるほど、納得。
クロエなら大丈夫そう。
当の本人は気にしてるんだけどね。

