「たぶん・・・、そのターゲットと恋愛関係に発展してしまった場合、 その相手を殺すことは、かなり躊躇すると思います。 そこを、これは仕事だと割り切って殺せるかどうかを見るのだと・・・思います」 淡々と無表情で話したシリルが座ると、先生は満足そうに頷いた。 シリルは私たちの前では笑うけど、先生や、仲のよくない人には一切笑わない。 だから、いつも無表情、無口なキャラだと思われている。 そんなことないんだけどな~っていっつも思うんだけど。 先生はまた話し始めた。