「今日の学校ってなんかあったっけ?」


なんか大事なことがあったような気がして、シリルに聞いてみた。

私って忘れっぽいからなぁ~・・・。


「うん、学年集会がある」

案の定、シリルは忘れていなかった。



「うえぇ・・・やだぁ、めんどくさい・・・」

「だよね。僕もやだ」



一気にテンションガタ落ちした私を見て、
シリルが苦笑い。

だってそりゃそうだもん。



なんでそんな大掛かりな集会なんてやるの~・・・・。



サボればいい話なんだけど、それはそれで単位が落ちちゃうから、サボらない。

私マジメさんだわ~。


そんなことを考えながら、シリルと歩いていたその時。



「ちょっと2人とも。このクロエ様を置いてくとはいい度胸してるわね!」


ナルシスト女の声が聞こえた。