チャラーン
私は着信音を変えた。
なんで?まぁ、気分かな!
そこで晴喜からメールがきた。

『よう。話あるんだ。』

「なに-?
 受験のこと?」

『ちげ-よ。
 なぁ...別れないか?』

「え、は?
 うん、良いよ?」

ここで理由聞いたら晴喜も別れづらいしね。
聞けるほど大人じゃないし..

『おう。俺、止めてくれるかと思ってた!
 でも、これで良いんだよな。
 じゃーな。』

返事はしなかった..
しなかったんじゃなくて出来なかったんだ..


チャラーン
あ、美由亞だ...
『有希那!晴喜と別れたの?
 今道路ですれ違ったんだけど目凄い赤くて...
 あいつ、友達との喧嘩だけなら泣かない奴で
 でも、有希那と出逢ってから喜怒哀楽きちんとだしてくれてるし...
 だから有希那となんかあったのかなって思ってメールしたんだけど...』

・・・ポロッ
あ、やだ、なんで泣けてくるの...

「美由亞~!久しぶり~!
 なんかさ、晴喜から別れよう言われたから素直に別れただけだよ!
 泣くとか乙女かってね!笑」

違うよ、別れたくなんてなかった..
でも、別れたいなら別れる。
無理して付き合ってても意味ないからね...
やっぱりメールは顔見られないから楽だね。

『あいつから言ってきたの?
 そっかぁ...。寂しくない?
 もしなんかあったら連絡して!
 てか、有希那が晴喜と別れてもウチらは 
 永遠不滅な友達だから☆』

・・・ありがとう。
ホントにありがとう。


晴喜・・・
あなたは私と付き合って幸せでしたか?
私は、凄い..凄く幸せでした。
遠距離なんてくだらないと思ってたのに...
いつの間にか本気にしてたよ。
ばいばい、幸せにね。