2月4日から10日が過ぎた2月14日。
そう、世の中はバレンタインデーだ。
でも、私は渡す人がいないから、晴喜に作ったチョコを写メってメールした。
そして、先生・家族・近所・友達の人に作って渡した。
晴喜がメールに気づいたのか
『有希那!やっぱり俺にくれるんだな♪
美味そうじゃん!マジ会える距離だったら良いのにな~!
俺以外にあげてないよな?』
「会えない距離でも私幸せだし!
こうやって普通のことやって晴喜とメールできるなんて
一番の幸せなんだから!
あ・・・ごめん、先生と家族と近所と友達にあげちゃった・・・。」
『俺も有希那と付き合えただけで幸せだよ!
なんだと~!笑
有希那の浮気者~!泣』
「え?!浮気してないよ!笑
ただ先生達は感謝の気持ちのチョコで、晴喜には愛がこもってるから☆」
『…ホントかぁ?泣』
「当たり前でしょ!笑
信じてー!」
『うん…。でもよ!
俺らいつか会えたら同じの作ってよな!』
「あ、それ良いかもね~!
作ってあげるよ!」
『じゃ~あ~
俺も女子からチョコ貰ってくるかな!』
「え…、あ、そっかぁ・・
晴喜モテるもんね…。」
『ばーか!冗談だよ!笑
でもー嫉妬ばっかりさせてたらマジで泣くからな!』
「うん!させないようにする~笑
じゃあ残りのチョコお母さん達にあげてくるね!」
『おう!』
さ~てと
渡しに行こう~♪
ピロローン
あれ、晴喜かな。どうしたろ
『わ か れ ろ 。』
え...?
誰...?
誰からかわからないようになってるし
無視してたら止むかな...
数分後---
ピロローン
『まだ別れてないの?
晴喜はウチのなんだよ!』
あ...元カノさん...かな?
「あ-、とどちらさん?」
『晴喜の元カノの奈々だよ。文句ある?』
やっぱり・・・
「別れて欲しいなら晴喜に直接言えば良いじゃないですか?
なんで私に言うんですか?
あなたが晴喜に振られて私に腹たってるようですが晴喜と私の間にあなたは
存在しませんから。」
『あぁ?別れろっつってんだろうがや!
聞けないならどうなるかわかるよねぇ?』
「知りませんし、しかも私晴喜と遠距離です。
喧嘩って言ってもここだけしかできません。
お引取り願います。」
メールが来なくなった。
メール上では冷静だが実際心臓がバクバクいってた...
怖かった、すぐ晴喜のことが浮かんだけど
迷惑かけれないなと思ってやめた。
嫌だな...
胸騒ぎがする
