チャラーン

家で宿題をやっていたら
久々の美由亞から連絡があった。

『あのさ、前はごめん。
 今ね、晴喜の家からメールしてるの。
 なんでって思うよね。
 でも、ウチ晴喜と有希那が羨ましくて
 別れさせたくないの。
 だから、だから・・・
 晴喜ともっかい付き合って...』

久々のメールでこの話かよ..
だる。めんど。
てゆーか、もう関係ないって言ってんじゃんかな。
放置しよ。
まじ宿題やる気失せたし。キモ。


チャラーン
また?

あれ、知らないアドレスだ。

『有希那ごめん。
 俺。晴喜。
 あれから俺有希那忘れるために色んな女と付き合った。
 でも今でもお前のこと忘れられねぇ...
 こんな俺うざいよな。
 もう一度付き合ってくれるなら
 もう俺は二度と冗談でも別れるなんて口にしねぇから...
 メール待ってる。』

久々だな、晴喜からのメール。
私だって完全に忘れたことは無かった。
こいつのおかげで別れてから彼氏も作ってない。
だから私は・・・

「良いよ。
 付き合ってあげる。
 だけど私あんたと別れてから彼氏作ってないの。
 責任とってよね!」

『おう!任せとけや!
 マジ嬉しい・・・
 ありがとな、有希那。
 一生愛してる。』

幸せな気持ちのまま
私はテーブルの上で寝てしまっていた・・・。