―神紀―
今は後悔している
あんなこと言わなきゃ
君とまだ笑い、話し合えた。君はまだ私の近くに居てくれたかもしれないのに…………
片思い5年目。
晴くんに出会ったのは
小1年のときにチラっと。その時はまだ気にしてなかったけど、小5になった時に
同じクラスになって見たら胸がときめいていた。
そんな晴くんに今から告白をする。
「ねぇ晴くん」
「なに?織原さん……」
「私達付き合わない?」
「どうして?今のままで良いじゃん。僕達受験生だし」
さすが、優等生………。
あっさり躱されました。
でも、離れても関係が欲しい。
話したり、遊んだりしたいから。
強気で説得にかかる。
「だからこそだよ!違う高校目指してるんだよ?」
「だから………何で付き合うになるのさ」
「だって…離ればなれになちゃうし…」
(もっと仲良く、もっと近くに居たいだけなんだよ?晴くん)
「俺は今誰とも付き合う気ないし…ごめん。勉強に集中したいんだ。」
「そっか………そうだよね…ごめんね………」
やっぱり振られちゃった。分かってたはずなのに涙が頬を流れる。胸が苦しい。
早くこの場所から立ち去りたい衝動に駆られる。
「うん、だから…」
そう言いかけて上を向く晴くんに涙を流していたのがバレてしまう。
「なんで泣いて……」
「ッ!なんでもないよ……ごめ、ごめんね……!」
迷惑をかけないようにと
駆け出す。晴くんから離れる為に。
追いかけてくる晴くんを振り払うように行った先は――――
―紅く光る信号だった―
「神紀ッ!前ッ!」
晴が声をかけてくれたけど目の前には木材や鉄パイプを運ぶ大きなトラック。
「え?」
次の瞬間には
ドガッ
鈍い音と同時に熱いコンクリートに叩き付けられる。痛い。
大量の血が流れているのだろうかな?寒い。真夏日のハズなのに……
「え……嘘だろ………ちょっ…
なんで…あっああ゛あ゛ぁあぁあ゛ああ゛あ゛あ゛あ
誰か、誰か救急車……救急車ッ!」
晴くんが叫び流す涙を感じながら暗くなっていく視界と朦朧とする意識を
私は切った。
今は後悔している
あんなこと言わなきゃ
君とまだ笑い、話し合えた。君はまだ私の近くに居てくれたかもしれないのに…………
片思い5年目。
晴くんに出会ったのは
小1年のときにチラっと。その時はまだ気にしてなかったけど、小5になった時に
同じクラスになって見たら胸がときめいていた。
そんな晴くんに今から告白をする。
「ねぇ晴くん」
「なに?織原さん……」
「私達付き合わない?」
「どうして?今のままで良いじゃん。僕達受験生だし」
さすが、優等生………。
あっさり躱されました。
でも、離れても関係が欲しい。
話したり、遊んだりしたいから。
強気で説得にかかる。
「だからこそだよ!違う高校目指してるんだよ?」
「だから………何で付き合うになるのさ」
「だって…離ればなれになちゃうし…」
(もっと仲良く、もっと近くに居たいだけなんだよ?晴くん)
「俺は今誰とも付き合う気ないし…ごめん。勉強に集中したいんだ。」
「そっか………そうだよね…ごめんね………」
やっぱり振られちゃった。分かってたはずなのに涙が頬を流れる。胸が苦しい。
早くこの場所から立ち去りたい衝動に駆られる。
「うん、だから…」
そう言いかけて上を向く晴くんに涙を流していたのがバレてしまう。
「なんで泣いて……」
「ッ!なんでもないよ……ごめ、ごめんね……!」
迷惑をかけないようにと
駆け出す。晴くんから離れる為に。
追いかけてくる晴くんを振り払うように行った先は――――
―紅く光る信号だった―
「神紀ッ!前ッ!」
晴が声をかけてくれたけど目の前には木材や鉄パイプを運ぶ大きなトラック。
「え?」
次の瞬間には
ドガッ
鈍い音と同時に熱いコンクリートに叩き付けられる。痛い。
大量の血が流れているのだろうかな?寒い。真夏日のハズなのに……
「え……嘘だろ………ちょっ…
なんで…あっああ゛あ゛ぁあぁあ゛ああ゛あ゛あ゛あ
誰か、誰か救急車……救急車ッ!」
晴くんが叫び流す涙を感じながら暗くなっていく視界と朦朧とする意識を
私は切った。

