あなたとは最悪な出逢いでした。





カンカンカンカン…



電車が来る知らせを無視し、私は踏切の真ん中で立っていた。





あと少しで死ねる…!   そう思ったのに。               



-バンッッッ!!!!!



誰かが私を踏切から押し出した。



『何で助けたの? もう少しで死ねたのに。』


「俺と同じ目をしてたから。」



何なの、この人。 私と同じって事は、この人も闇を抱えてるの?
じゃあ、なんで私を止めたの? 同じ人間ならこの気持ち、わかるよね…?

罪悪感でいっぱいのこの気持ちを。