「何。もしかして俺の家だとお前に変なことするとか思ってるわけ?」
「ゔっ…」
「するかよ、お前なんかに。中島さんならまだしも。
…それに、翔太の彼女だしな」
そっ、それならこの前のあれはなんだったわけよ〜!
あのとき翔太が来なかったらどうなってたことか!
とは、言えないんだけどね…。
「俺の家広くて辞書とかたくさんあるし集中できるかな、って思っただけだよ」
そう、なんだ…。
「ま、別にどこでもいいけどなー」
「…松本くんの家でいいよ」
あたしがそう言うと、松本くんは意味深な目でこっちを見た。
「ふーん。じゃあ明日からな。
明日までにわからないところをまとめといて」
「わかった!」
よし、家に帰ろう!
「っていうか、お前はいいのかよ…」
そんな声が聞こえたときには、もう教室から出ていた。

