−離任式−

離任式は昼からなのに私は朝早く目が覚めた。

私は離任式ぬ間に合うように家を出た。

学校につくと友達の所に行き不安を打ち明けた。

私が信用できるたった一人の親友。杏奈。

私「杏奈〜。先生どっか行ったらどうしよ〜」

杏「大丈夫やって!行かへんと思っとき!」

杏奈なりの必死の慰めだったと思う。

でも、私は凄く心強かったよ。

ありがとうね。杏奈。

私達のクラスを整列させたのは先生だった。

その時後から手紙が回って来た。

そこには

『先生が並ばしてるって事は、先生は行かないんちゃう?杏奈』

と言う内容だった。

私はなるほど!と思い杏奈に感謝した。

杏奈の読みは当たっていた。先生は転勤しない。

でも、私の担任は離任する。

離任するかもしれないと思ってはいた。

でも、初めてこの先生なら信じられると思っていた先生だった。

私の気持ちを1番分かってくれる先生だった。

そんな担任が離任するのは正直寂しい。

恋愛感情ではなく、私は担任が好きだった。

先生としてこんなに好きになったのは初めてだった。

担任にはめっちゃ感謝してる。

私が辛い時は無理に授業には出さないでくれた。

私のために必死に頑張ってくれた。

私は先生に会えて幸せだったよ。

先生はこれから先も私の中では1番の先生だよ。

私を暗闇から救ってくれてありがとう。

先生が居てよかった。

ありがとう。先生。